こんにちは、Soi(@soieigo_27)です!
今回は、「How We Dry Our Hands Matters For Controlling The Spread Of Coronavirus, New Study Suggests@Forbes」を参考に、結局新型コロナウイルスはハンドドライヤーと紙タオルどちらが危険なのか?について解説していきたいと思います。
日本では既にほとんどのジェットタオルが各所で使用停止されています。本当にそこまでハンドドライヤーは危険なのか?と疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、科学的データを参照にして一体「どれほど危険なのか」を見ていきたいと思います。
結局ハンドドライヤーと紙タオルはどちらが危険なのかを検証
European Congress on Clinical Microbiology and Infectious Diseases (ECCMID)という欧州の研究機関が、実際に病院でハンドドライヤーを使用したケースと、紙タオルを使用したケースでの菌の広がりを調査しました。
内容としては、ウイルス(人間には無害)に汚染された手を少し洗ったあと、ハンドドライヤーもしくは紙タオルで乾かしてもらい、病院内の11か所(ドアノブ、携帯、エプロンなど)を被験者に触ってもらいました。
その結果、ハンドドライヤーを使用した場合は11か所全てにウイルスが確認されましたが、紙タオルの場合は6か所のみ確認されました。さらに感染菌はジェットタオルを使用した方が紙タオルを使用した場合よりも10倍多いことが確認されました。
また、エプロンの表面を調べたところ、ジェットタオル使用時が5倍も多くウイルスが確認されました。つまり、紙タオルは完璧ではないものの、ハンドドライヤーよりは安全という結果になりました。
研究者の結論
この調査の研究者の結論としては、この実験は小規模であり、これを最初のステップとしてほしいところだが、結果からも明らかになっているようにジェットタオルの使用は極力控え、紙タオルで手を乾燥させることがベターであると言える、と結論づけています。
また、ハンドドライヤーは空気乾燥のため、菌がトイレ中の空気に蔓延し同じトイレにいる人に空気感染を引き起こす可能性も指摘しました。つまり、紙タオル使用よりハンドドライヤーの使用危険性の方が高いことが明らかにされました。
おわりに
新型コロナウイルスではハンドドライヤーと紙タオルは結局どちらが危険になのか?についていかがでしたでしょうか?
やはり実証データでもハンドドライヤーは紙タオルよりも危険性が高いということが証明されています。このハンドドライヤー使用停止については一体いつまで続くのでしょうか?もしくは、もう日の目を見ることがない可能性だってあるかもしれませんね。
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